これで失敗しない!看護師求人を見つけるための5つの方法
看護師の求人探しで失敗しないためのヒント
転職したいと思っても、どうしたらよいか分からず、なかなか動けないでいる看護師の方も多いのではないでしょうか。
「転職のために準備したほうがいいことってあるの?」
「看護師の求人って、どこで見つけたらいいの?」
「転職に対していろいろ希望があるけど、求人数が多すぎて絞り込めない!」
など、転職に関する悩みは尽きないものです。
そこで、今回はそんな悩みを解消するべく、
①看護師の求人を探す前に必要な準備
②看護師の求人を探す方法5つと、それぞれのメリット・デメリット
をご紹介します。
転職を考える際にお役に立てれば幸いです。
【①看護師の求人を探す前に!必要な準備とは?】
転職について考え始めたなら、まずは自分を見つめなおすことから始めましょう。
転職を思い立ったからといって、手あたり次第に求人を探すのはあまり良い方法とは言えません。
・そもそも、転職先には何を期待したいのか?
・希望する求人はどのようなものか?
・自分の経験やスキルをまとめてみる
など、自己分析をして準備することで、失敗のない転職につなげることができます。
【②看護師の求人を探す方法5つと、それぞれのメリット・デメリット】
自己分析などの準備が済んだら、実際に求人を探してみましょう。
実は、看護師業界は「売り手市場」なんです。
不景気や看護師不足が影響して、あらゆるメディアで看護師の求人が公開されています。
インターネットでも「看護師 求人」「看護師 転職」などで検索すればたくさんの求人がヒットします。
また、新聞や雑誌など、紙媒体のメディアにも求人情報は掲載されています。
ここでは、
・求人を探す方法にはどのようなものがあるのか
・それぞれの方法が持つ、メリットとデメリットは何か
5つの方法の紹介を通して、ご説明します。
(1)コミュニティサイト(掲示板・SNS等)
○メリット
他とくらべて、より密な情報交換が期待できる点がメリットです。
契約形態や地域ごとなど、コミュニティが細分化されてつくられているサイトも多く、サイトによっては病院名を具体的に挙げて情報交換されているケースもあります。
そのため、より具体的で密な情報を入手できるという長所があるのです。
さらに、こういったコミュニティサイトを通じて知り合い、個人間でのやりとりに発展することもあります。そのような場合は、現場のリアルな声を手に入れることもできるかもしれません。
○デメリット
あくまで匿名のコミュニティなので、情報の信ぴょう性が高いとは言えない点がデメリットです。
本当にその病院に勤めている人なのかわからないですし、サクラやなりすましである可能性も否定できません。
また、個人間でのやりとりに発展した際、むやみに個人情報を公開してしまうと、場合によっては悪用されてしまう危険性もあるので注意しましょう。
コミュニティサイトを活用するうえで重要なのは「情報を鵜呑みにしないこと」です。
気になる情報があれば求人先へ直接問い合わせるなど、慎重に情報収集をすることが大切です。
(2)看護師の人材紹介サイト
○メリット
最大のメリットとしては、様々な条件の求人が集約されていることです。
単発や長期、紹介予定派遣まで幅広く掲載されているのが魅力です。
また、人材紹介サイトは運営会社によって対応が様々なので、自分の希望によって使い分けるのが賢い方法と言えるでしょう。
例えば、フォロー体制について言えば、
・求人の紹介のみ
・転職するまでフォローする
・転職前~転職後にいたるまでフォローする
など、サイトによってさまざまです。
さらに、会社によっては、サイトでの仮登録を行った後、担当者(転職エージェント)との面談が義務付けられている場合もあります。
また、雇用タイプを見ても
・転職のみ
・派遣のみ
・転職と派遣の両方
など、扱う雇用タイプもサイトによって違いがあります。
さらに、サイト自体のことで言えば、無料で会員登録できる場合がほとんどなのもうれしいですね。
しかし、サイトによっては求人に対応するエリアが制限されていたり、細分化されていたりすることもあるので、自分の希望に沿って使い分けすると便利です。
○デメリット
デメリットとしては、サイトが多すぎることです。
どのサイトを利用すればいいかわからず迷ってしまうくらい、看護師求人のサイトはあふれかえっています。
最近の看護師業界は、不景気と看護師不足によって「売り手市場」が続いています。求人は数多くありますから、それに応じて人材紹介サイト(運営会社)はどんどん増加しているのです。中には、新規参入ではなく、一般の人材派遣会社が看護師業界にも進出してきたケースもあります。
また、数多くある人材紹介サイトや運営会社の中では、トラブルにつながりかねない人材紹介や斡旋をしているものも存在しているのが現状です。
・希望条件以外の施設への転職を必要以上に斡旋してくる
・個人の意図を確認せず、強引に転職を進めようとする
・「業務委託」「請負」などの契約を騙って、違法な派遣を行っている
・会員情報の削除や退会方法が不明確、もしくは明記されていない
・会員登録の際、入会料や紹介料として金銭を要求してくる
このようなサイトや運営会社があれば、絶対に利用しないようにしましょう。
特に、違法派遣については注意しなければなりません。
違法派遣による労働は、キャリアやスキルなど、正当な職歴として認められない場合があります。さらに言えば、違法派遣による労働が重大なマイナスポイントとみなされてしまう恐れもあるのです。
転職の際、焦って急いでしまう気持ちもわかります。また、少しでも希望の条件に合う仕事が見つかればと少々強引に動いてしまう人もいるでしょう。
しかし、先述したとおり、甘い言葉や勧誘にひっかかった結果、あなたのキャリアを傷つけてしまうこともあるのです。
利用するサイトを見極め、冷静に判断することが重要です。少しでも希望の条件に合う求人を探すのは大事なことですが、甘い言葉や勧誘に引っかからないよう冷静に判断しましょう。
(3)同期の看護師や知り合いへの相談
○メリット
メリットとしては、顔見知りの個人間のやりとりですから、情報の信ぴょう性が高いことです。
求人先には直接聞きづらいことも、知人への相談なら安心して話せるはずです。また、思いがけない裏話や現場ならではの声を聞ける場合もあります。
また、転職を考えている看護師と協力し合うのもいい方法ですね。
お互いに効率の良い情報収集ができますし、仲間がいるのは心強いものです。
○デメリット
得られるのはあくまでも一個人の意見・感想であり、あなたにとっても良い/悪い職場だとは言い切れない、という点がデメリットでしょう。
職場の環境や人間関係は、人によって感じ方が違うものです。あくまでも、自分の考えに置き換えて考え直してみることが大切です。
「知人に相談したことによってその場のノリで誘われ、なかなか断りづらかった」ということもあり得るでしょう。
しかしそのような場合でも、場の雰囲気に流されて転職先を決めてしまうのは危険です。
(4)新聞・雑誌等の求人広告
○メリット
集約的に情報を閲覧できるのがメリットです。
看護師向け雑誌や看護系フリーペーパーなどをチェックするのがおすすめです。必ずと言っていいほど、求人が載っていますよ。
また、そのような専門誌だけでなく、一般向けの新聞や雑誌、折り込みチラシなどにも求人広告が載っている場合もあります。求人情報がまとめて載っているので、情報収集には便利でしょう。
新聞の中でもおすすめなのは、地方新聞です。勤務希望エリアに沿った求人広告が載っているから、より希望に合った情報収集が可能となります。
○デメリット
さまざまな情報を得られても、情報の量や濃さは少ないというのがデメリットです。
紙面上のスペースは限られているため、最低限の情報しか載っていないことがほとんどです。
他の情報収集の方法とあわせて利用したり、実際に求人先へ問合せしたりするとよいでしょう。
(5)その他
(1)~(4)の方法以外にも、ハローワーク(厚生労働省)やナースセンター(日本看護協会)の求人バンクを利用する方法もあります。